例えば、ハイブリット自動車がガソリンと電気で動く仕組みを持っているのと同じように、もともと人間の体は糖質でもケトン体でも動く仕組みになっています。それは、赤ちゃんはお母さんのお腹の中でケトン体をエネルギー源として成長することからもわかります。
ケトジェニックな生活とは、自身の体を備わっているケトン体回路(脂質代謝)を動かし、ケトン体をメインエネルギー源として生活することです。
糖質過多は、糖尿病をはじめとする生活習慣病につながりやすく、アレルギーやがんの発症、成長を助けてしまうなど、肉体的にダメージを招くことがあります。また、体内の血糖値の変化は神経伝達物質にも影響することから、例えば、精神的に不安定なイライラしやすい状態や、キレやすい状態を招くことも。
肉体的影響については健康診断や血液検査等で確認できますが、精神的な影響については、一度糖質を制限する生活をしてみないとその影響についてはわかりにくいものです。
もちろん体重の増加に悩んでいる方にとっては体重の減少につながりますが、その目的は、痩せる事のみならず「糖質がご自身のメンタルに与えている影響」を知っていただくことにあります。
- 1.カロリー計算をしない
- 2.2週間糖質(炭水化物)を食べない
- 3.その間、肉•魚•卵•チーズ•大豆製品•葉物野菜をお腹いっぱい食べる
- 4.ココナッツオイルを1日大サジ1杯〜2杯食べる
個人差はありますが、上記に気をつけて過ごせば、おおよそ2週間後には、食後に眠くならず、炭水化物を見ても「美味しそう」とか「食べたい」と感じにくくなっているはずです。
それは、ケトン体回路のスイッチがオンになり、体がケトン体をメインエネルギーとして動くケトン体質になっている証拠。定期的に継続し、どんどんケトン体回路を回しながら健康的にやせ体質を目指しましょう。
※ケトジェニックダイエットは健康な方を対象としてのアドバイスになります。持病をお持ちの方はお医者さんと相談してからはじめてください。